

登山難易度
★★★☆☆
こんな方におススメ!
登山が趣味の方、歴史的文化や史跡が好きな方
所要時間(周回目安時間)
2~3時間
駐車場
平和錦酒造前町営駐車場(岐阜県加茂郡川辺町下麻生2121周辺)
アクセス
【自動車でのアクセス】
・美濃加茂IC → 国道41号美濃加茂バイパス → 平和錦酒造前川辺町駐車場(美濃加茂バイパスより約10分)→ 遠見山
【電車でのアクセス】
・JR名古屋駅 → JR岐阜駅 → JR下麻生駅 → 遠見山(下麻生駅より徒歩10分)
・JR名古屋駅 → JR多治見駅 → JR下麻生駅 → 遠見山(下麻生駅より徒歩10分)
・名鉄名古屋駅 → 名鉄新鵜沼駅 → JR鵜沼駅 → JR下麻生駅 → 遠見山(下麻生駅より徒歩10分)
登山マップ
紹介
遠見山は岩肌が剥き出しになった岩山で登り応えがあり、町の中でも人気の山の一つです。頂上には下麻生城跡があったとされており、かつての城跡や城池などを見ることができます。また、見晴らし岩から川辺町を一望する眺めは「岐阜のグランドキャニオン」とも呼ばれています。
遠見山の特徴といえば、なんといっても「南天の滝」です。南天の滝は遠見山に面した南側の谷にあり、飛騨川支流の日後谷川にかかる落差およそ20mの直瀑で、迫力満点の滝です。かつて滝の周辺に南天の木が多く自生していたため、その名が付けられました。ヤマトタケルの父親とされる景行天皇が沐浴した伝説にちなみ、「天子の滝」とも呼ばれています。
令和2年には、東濃ヒノキでできた木橋がかかり、滝から降り注ぐひんやりとした霧状の水しぶきがとても気持ちよく、橋の上から滝の水音を楽しむこともできます。秋には、滝から紅葉の葉が流れ、橋の下を通り過ぎる風流な光景を楽しめます。
南天の滝をご覧いただいた後は、そのまま道沿いに2種類のルートで遠見山の登山をお楽しみいただけます。鉄塔展望台を目指して沢沿いの林道を通る道と、見晴らし岩を目指して登山道を登るルートです。どちらの道も、頂上付近で合流しますので、お好みの道で登山をお楽しみください。
遠見山登山道付近には飲食店も多く、山登りの後に食事もお楽しみいただけます。また、駐車場の正面にある平和錦酒造は、江戸時代から160年続く歴史ある酒蔵で、酒蔵見学やしぼりたての原酒の試飲をすることもできます。
下麻生城について
遠見山にはかつて下麻生城(しもあそうじょう)という山城があったとされています。
断崖上にあった下麻生城は、遠望は白川・八百津・兼山方面におよび、飛騨街道の要衝を占めていました。この城は、三つの山からなり、本丸・二の丸・旗振場などが構築されていたと推測されます。
城主は、稲葉一族の彦六(良通一鉄)ともいわれ、戦国時代に築城してこの地方を支配していました。しかし金山(兼山)城主森長可によって攻められ落城しました。その後、井戸七郎兵衛が城を守り、白川方面の中継地としていたが、再び戦乱が起こり、城主は落ち延びて廃城となりました。井戸七郎兵衛は稲葉氏の家臣ともいわれ、撤退の際、森長可によって船中で謀殺されたとの伝承もあります。
現在は山頂付近に下麻生城址として残っていますが、ほとんど形として残ってはいません。しかし城址の池は残っており、池の水はいくら長い晴天が続いても水が絶えないという不思議な池があります。山頂の「見晴らし岩」からは飛騨川と町が一望でき、美しい自然と雄大な飛騨川に癒されます。
下麻生綱場について
遠見山のすぐそばには下麻生綱場の史跡があります。
かつて栄えた飛騨川の流材のはじまりは、享禄元年(1528)という記録が最も古いです。飛騨山中で伐採された木材は、谷川から大川へと1本1本下麻生綱場まで流送されてきました。この綱場は川幅も広く平流であったことから、流材を止めるのに最適の場所でした。
木材は綱場で筏に組まれ、白鳥湊(名古屋市)まで川を下ったが、数量は年間25万本にもなったとされています。ただ稼働時期としては、川の増水時を避けた毎年9月から、翌年3月までであったようです。
この綱場は明治以降、道路の改修、運送業の発達により、しだいに衰え、昭和になって高山線の開通、発電所のダム建設により、姿を消していきました。川沿いの街並みと綱場跡を眺めると、流材の光景がよみがえってきそうになります。





















